名古屋でカーラッピングを施した車は車検に通る?貼り方の注意点とは
名古屋でカーラッピングした車であっても、車の内外ともに問題がなければ車検は通りますが、部分的に条件があるケースもあり、当然これらをクリアすることができないと車検が通らないおそれがあるので注意が必要です。
それでは、どんなカーラッピングをしていると車検に通らないのでしょうか。ここでは、カーラッピングを施した車が車検に通らない可能性がある理由を解説します。
名古屋でカーラッピングを施しても車検は問題なし
カーラッピングを規制する法律はないため、名古屋でカーラッピングをしても基本的に車検は通ります。しかし、カーラッピング自体に問題はなくても、貼り方や内容次第では違法改造と判断されるおそれがあります。
カーラッピングは、インクジェットプリンターで専用フィルムに好きなデザインでプリントし、自動車に貼り付けるものです。痛車に代表されるアニメキャラのようなイラストも問題ありませんし、企業が社名や電話番号、サービス内容を宣伝しているケースも見受けられます。
自動車全体をカーラッピングでデザインしても、通常なら問題なく車検が通るでしょう。しかし、国交省が定める「道路運送車両の保安基準」を満たしていない貼り方や内容なら、問題ありと判断されて車検に通らないおそれが高くなります。
フロントガラスなどの透過性が落ちるような貼り方はNG
フロントガラスの透過性が低下したり、運転席や助手席のサイドウィンドウにはみ出すようなカーラッピングだと、違法改造車と判断されて車検に通らないおそれがあります。カーフィルムでも透過性が70%未満になるようなタイプでも認められないおそれが高いです。
フロントガラスや運転席・助手席のサイドウィンドウ、カーテン、ステッカーも含めて視界をさえぎるものは設置が禁止されています。道路運送車両法違反と判断されて車検が通らない可能性は高いですし、警察に取り締まり対象になるリスクがあるのです。
違法改造とみなされると、6ヶ月以下の懲役または300,000円以下の罰金が待っています。整備命令が出れば、ナンバープレートや車検証が没収されるという処分を受けるかもしれません。
法律的に問題があるデザインは禁止
デザインにも注意が必要です。著作権侵害とみなされると、刑事罰のリスクがあります。考えや気持ちを作品として表現したものが著作物、創作した人は著作者です。漫画やアニメやゲームのキャラクターは著作物に該当します。
著作物により生まれた報酬は著作者に与えられ、著作権法で権利が守られているのです。痛車のようなカーラッピングは、特定のキャラクターの図柄が見受けられます。無断使用しているなら、著作権を侵害と判断される可能性があるのです。実際に痛車を制作した業者が著作権法違反で摘発されたケースもあります。
わいせつ物に該当する画像も、刑法175条に引っかかるリスクが高いです。明確に陰部と認められるようなイラストや写真などには注意してください。不特定多数の人が目にするようなところに駐車してしまうと取り締まられるリスクがあります。
今回のまとめ
名古屋でカーラッピングを施しても、法律違反するような内容や貼り方でなければ車検に通る可能性は高いです。しかし、法律違反のおそれがある場合は注意しなければなりません。フロントガラス、運転席や助手席のサイドウィンドウにはみだすような形や透過性が70%未満になるようなものだと、違法改造車とみなされる可能性があります。
また、どんなに愛するキャラクターで痛車にしたくても、著作権違反、陰部が見えるようなわいせつ物と判断されるようなものは危険です。車検に通るどころか、日常から警察の取り締り対象になりかねないため注意してください。
次回は5月30日公開予定です お楽しみに。