ホイールにサビが!発生原因は?放置するリスクもあわせて紹介

ホイールは、車の走行性を左右する重要なパーツであり、見た目の印象を大きく変えるパーツでもあります。名古屋には、ホイールにこだわりを持つ車好きの方がたくさんいらっしゃるため、ホイールのサビについて詳しく知りたいという方も多いでしょう。
本記事では、ホイールにサビが発生する原因や放置するリスク、一般的な対処方法について解説します。
ホイールにサビが発生する原因
ホイールにサビが発生する主な原因としては、以下の2つが挙げられます。
<ホイールにサビが発生する原因>
・ホイールについた傷
・表面(クリア層)の劣化
それぞれを具体的に見ていきましょう。
ホイールについた傷
ホイールは地面から近い場所にあり、傷がつきやすいという特徴があります。飛び石などが当たって傷がつくと、素材がむき出しの状態になるため、サビが発生しやすくなってしまうのです。
また、ホイールに付着する鉄粉やゴミ、塩分を含んだ潮風や凍結防止剤なども、サビの原因となります。愛車のホイールに傷や汚れが見られた場合は、サビが広がる前に対処することが大切です。
表面(クリア層)の劣化
ホイールは、表面に施された塗装(クリア層)の働きにより、紫外線や酸性雨などの外的要因から守られています。しかし、長期間の使用に伴いクリア層が劣化すると、サビが発生しやすくなるので注意が必要です。
なお、高温多湿や寒冷地などの過酷な環境では、塗装の劣化が早まることもあります。知らぬ間に塗装が剥がれている可能性もあるため、定期的に点検することを心掛けましょう。
ホイールの素材別のサビの種類
サビの種類や進行度は、ホイールの素材によって異なります。本章では、素材別にサビの特徴について解説します。
アルミ
アルミ(アルミニウム)といえば、サビにくいというイメージがあると思いますが、まったくサビないわけではありません。アルミホイールの場合、表面の塗装が剥がれると、白サビが発生してどんどん進行していきます。白サビが原因でホイールとタイヤが外れることもあるため、要注意です。
スチール
スチールとは、鉄を主成分とする合金の総称で、日本では「鋼」とも呼ばれています。スチールホイールの表面には塗装が施されており、サビが発生しにくくなっていますが、その効果は永久的ではありません。ホイールに傷がついたり、塗装が劣化したりすると、保護効果が薄れた部分から徐々に赤サビが進行していきます。
ホイールのサビを放置するリスク
ホイールのサビを放置すると、以下のようなリスクが生じます。
<ホイールのサビを放置するリスク>
・腐食による強度の低下
・密閉性の低下による空気漏れ
・走行中の事故(タイヤのバーストやボルトの破断など)
ホイールの素材に関係なく、一度発生したサビの進行スピードは非常に速いです。早めに処理しなければ、走行中のバーストや脱輪など、重大な事故を引き起こす危険性があります。そのため、ホイールのサビを発見したら放置せず、早めに対処することが重要です。
ホイールのサビを取る流れ
軽度のサビについては、市販されているサビ取り剤を使うことで、ある程度除去できる可能性があります。サビ取り剤を使うときは、事前にホイールを洗浄し、取扱説明書に従って作業を進めてください。
一方で、重度のサビに関しては、コンパウンドやワイヤーブラシなどを使って取り除く方法があります。この方法では、ホイールの表面を削ることになるため、傷がつくのは避けられないでしょう。
また、サビが進行している場合、ホイールの強度の低下が疑われます。車の安全性を確保するためにも、一度専門業者に相談することをおすすめします。
まとめ
ホイールのサビは、外的要因による損傷や、クリア層の劣化などが原因で発生します。サビが進行すると、ホイールの強度の低下や空気漏れなどを引き起こすため、早急に対処することが重要です。名古屋で車を所有しており、ホイールのサビでお悩みの方は、一度専門業者に相談してみると良いでしょう。