車のフロントガラスは、飛び石などが原因で傷がついたり、ヒビが入ったりすることがあります。名古屋には車を所有している方が多くいらっしゃいますが、もしフロントガラスが損傷した場合、車検に通すことができるのでしょうか。

本記事では、フロントガラスに傷やヒビがある状態での車検の合否について解説します。フロントガラスの車検基準や、損傷を防ぐための対策も併せてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

フロントガラスに傷やヒビがある状態で車検は通る？

フロントガラスに傷やヒビがある場合、車検に通らない可能性があります。なぜなら、フロントガラスが損傷していると、国が定める「保安基準」を満たしていないと判断される場合があるからです。

しかし、保安基準には具体的な数値が定められていないため、車検に通るかどうかは検察官の判断に委ねられます。どの程度であれば車検に通るとは断言できませんが、ドライバーの視界を妨げる傷やヒビがある場合は、保安基準に適合していないと見なされることがほとんどです。

フロントガラスの車検基準

車検の際に、フロントガラスに求められる条件は以下のとおりです。

・ドライバーの視界が確保できる状態であること
・容易に貫通されない強度を維持していること
・前面・側面ともに透明であること
・視界を妨げる歪みがないこと

検査官次第ではありますが、特に運転席側に飛び石などによる傷がついていると、不合格になりやすいといわれています。いずれにしてもフロントガラスに傷やヒビがある状態で走行するのは危険なため、早めに修理・交換することが大切です。

フロントガラスの修理費用相場

車種や傷・ヒビの程度にもよりますが、フロントガラスの修理には10,000〜30,000円程度の費用がかかります。フロントガラスの損傷は安全性に大きく関わるため、傷の位置や大きさ、ひび割れの深さによってはガラス交換が必要です。

フロントガラスの交換費用は、純正品のガラスであれば、100,000円前後が相場となります。純正品のガラスと比べると、社外品のガラスのほうが安い傾向にありますが、安全性や耐久性に劣ることも少なくありません。そのため、商品の特徴も確認した上で、交換するガラスを選ぶことが重要です。

フロントガラスに傷やヒビを作らないための対策

フロントガラスに傷やヒビができる主な原因として「飛び石」が挙げられます。飛び石自体を完全に防ぐことはできませんが、フロントガラスに「プロテクションフィルム」を施工すれば、損傷リスクを回避・軽減することが可能です。

プロテクションフィルムは、車の保護を目的とした特殊なフィルムで、飛び石の衝撃を緩和する効果があります。車を運転する限り、飛び石被害に遭遇するリスクがあるため、事前対策としてプロテクションフィルムの施工を検討してみると良いでしょう。

まとめ

フロントガラスに傷やヒビがある場合、車検に通らない可能性があります。車検で不合格になれば、合格するまで再検査を受ける必要があるため、事前に修理しておくと安心です。

また、フロントガラスの修理・交換にかかる費用は決して安くありません。名古屋でも飛び石被害に遭遇する可能性があるため、万が一に備えて、プロテクションフィルムを施工するのもおすすめです。

次回は3月4日公開予定　お楽しみに。