カーコーティングにおける脱脂とは?重要な理由と方法について説明
カーコーティングの仕上がりは、下地処理の「脱脂」によって決まるといっても過言ではありません。そのため、名古屋でのカーコーティングを検討している方は、脱脂の重要性や方法を理解しておくことが重要です。
本記事では、カーコーティングにおいて脱脂が重要な理由と、正しい作業方法について解説します。
カーコーティングで脱脂が重要な理由
カーコーティングを施工する際、下地処理として「脱脂」を行います。脱脂とは、ボディ表面に付着した油分を取り除くための作業です。
車のボディにはさまざまな汚れが付着し、その中には油分も含まれています。ボディ表面に油分が付着していると、コーティング剤が弾かれてしまうため、カーコーティングでは丁寧な脱脂作業が欠かせません。
脱脂が不十分な場合に発生する可能性がある不具合
脱脂が不十分な場合、カーコーティングの塗りムラや、曇りが発生する可能性があります。これは油分とコーティング剤の化学反応によって起こる現象です。
なお、塗りムラのある不完全なコーティングは、寿命の短縮や撥水効果の低下などにつながります。コーティング性能を十分に発揮させるには、施工する前の下地処理(脱脂)が非常に重要です。
カーコーティングにおける脱脂の流れ
カーコーティングにおける脱脂の基本的な流れは以下のとおりです。
1. 洗車をして汚れを落とす
2. 脱脂剤を含ませたクロスで拭く
3. 乾いたクロスで拭く
まずは車のボディに付いているほこりやごみを洗い流します。塗装面にほこりやごみなどがあると、コーティング剤の密着率が低下して剥がれやすくなるため、専用のカーシャンプーを使ってきれいな状態にしましょう。
次に、脱脂剤をクロスに含ませてボディ全体を拭き上げます。この作業でカーコーティングの仕上がりが決まるといっても過言ではありません。パーツごとに分けて作業を進めていけば、磨き残しが発生しにくくなるのでおすすめです。
最後に、乾いたクロスを使ってボディ全体を拭き上げます。これはボディ表面に残っている水分を除去することが目的です。水分は塗りムラや染みの原因になるため、拭き残しがないようにしましょう。
カーコーティングで使用される脱脂剤とは
カーコーティングで使用される脱脂剤にはさまざまな種類があります。ここでは、一般的に使われている脱脂剤を3つご紹介します。
脱脂専用シャンプー
脱脂専用シャンプーとは、車のボディの脱脂ができるカーシャンプーのことです。洗車も同時に行えるため、作業時間の短縮が期待できます。
ただし、販売されている商品の中には、脱脂効果が低いものもあります。特に安価なものほどその傾向が見られるため、成分にも注目して選ぶことが大切です。
シリコンオフ
シリコンオフは、カーコーティングやステッカーの貼り付けなど、さまざまな用途で使われているポピュラーな脱脂剤です。有機物を分解する効果があり、車のボディ表面に付着した油分を簡単に除去できます。
エタノール
車の脱脂作業では、アルコールの一種であるエタノールも使われています。油分を除去する効果に加えて、人体への影響が少ないという特徴から、カーコーティングにおける脱脂剤としても重宝されています。
まとめ
脱脂作業は、カーコーティングの仕上がりを左右する重要な作業です。ボディ表面に油分が残っていると、コーティング剤が弾かれてしまうため、結果として効果が薄れてしまいます。
脱脂作業やカーコーティングはご自身で行えますが、よりきれいに仕上げたい、失敗したくないという方は専門業者に依頼するのがおすすめです。満足のいく施工を実現し、名古屋でのカーライフをより快適なものにしましょう。
次回は10月8日に配信予定です お楽しみに