人間にも自動車にも大敵な花粉の季節がやってきました
花粉が積もった物を放置すると最悪ボディコーティングを剥がす事になる
多くの杉花粉が飛ぶこの季節、春の暖かい日差しと乾燥した湿度それに強い風が加わる事によって多くの花粉が空気中に飛散しあらゆる所に飛んでいきます
人間であればアレルギー症状を起こし、くしゃみ、目の痒み、喉に痛みなど様々な症状が出る方もいます
それでは自動車の塗装にピックアップしていくと実は年間で塗装にダメージを与えてしまうトップ3に入る時期に入っていて、その原因が実は花粉だったんです
乾燥して飛んできた花粉は色々な物に纏わりつくような性質になっていて、その花粉が塗装に飛散し纏わりつく所までは黄色く汚れたボディにしか見えないと思うのですが、実はこの段階で洗車をして綺麗に花粉を洗い流し保管していただくのが一番トラブルが少なくてすみますが、なかなか忙しく少し時間のある時でなければ洗車する時間が取れない方々の方が多くいると思います
ここでポイントとなる部分がありますが、乾燥して降り積もったばかりの花粉であれば直ぐにトラブルになるこはありませんが、トラブルになるきっかけがあり、それは水分です
花粉の種が水分を含み中からペクチンが出る
花粉は一つ一つが種になっていますが、実はその種の中に含まれている成分の中にペクチンと言う強酸の成分がありその物が乾燥している時は出ていないのですが、一度水分を含むと種からペクチンが出て塗装にダメージを与えてしまうのです
写真にもあるように花粉を洗い流した塗装面ですが、表面が荒れて平滑性がなくなり艶がなくなってしまっています
このようになった理由は色々あるのですが、理由よりこれがトラブルとして起こってしまった場合にどうしたらいいか?の方が大切だと思うので、いくつか対処法をお教えしておきます
① プロに相談するコレが一番確実で近道です
② DIYでやる場合には基本ペクチンなどの成分は熱によってゆっくりと分解していきますので、綺麗に洗車後花粉のダメージと判断できる場合には、70度前後の温度に塗装面を温めてあげると、ダメージや付いた時期などによりますが完全になくなる事も多くあります
どちらの方法もリスクをともなう作業になりますので、くれぐれも注意して作業するのと、できれば花粉が積もってしまった場合には速やかに綺麗な手洗い洗車をして愛車の美観を守ることをオススメしています