カーコーティングには大きく分けて撥水性と親水性の2種類がありますが、違いを知らないとイメージ通りのカーコーティングができない可能性が否定できません。
撥水性と親水性にはそれぞれメリット・デメリットがあるため、満足できるカーコーティングを愛車に施すためにも、撥水性と親水性の違いをしっかりと理解しておくことが肝心です。ここでは、カーコーティングの撥水性と親水性の違いについて解説します。

撥水性には水をはじく性質があり水玉に汚れが集まり落ちやすい

撥水性とは、水をはじく性質のことです。車のボディや窓ガラスに雨・洗車時の水が当たった時、撥水性があると水玉になって表面を転がります。見た目的にコロコロと水が弾ける点に、心理的な心地よさを感じる方もいるかもしれません。
機能面においては汚れ対策を期待することでき、水玉に汚れが集まって汚れが落ちやすくなるのが大きなメリットです。日常的な洗車でも、水をかけるだけで汚れを落としやすくなって拭き取り作業も簡単なため、洗車時の負担軽減につながります。
また、汚れ対策という面以外に美観という点もメリットの1つです。撥水性のあるボディには艶があります。撥水力が低下したか撥水具合を簡単に確認できるため、メンテナンスや再施工のタイミングを判断しやすいコーティングと言えるでしょう。

親水性は水が塗装面になじみやすく水シミが付着しづらい

親水性は、塗装面になじみやすい性質を持っています。水を弾いて水玉にする撥水性とは真逆の性質と考えて構いません。水が塗装面を流れるイメージです。親水性があると、水に含まれるミネラル等の不純物が付着して白くリング状として残るイオンデポジットのリスクを減らすことができます。
残った水滴がレンズの代わりとなって日光の熱により塗装面を焼いたり、凹凸を発生させたりするウォータースポットのリスク軽減を期待することもできます。水シミも付着しづらくなるため、青空駐車や濃いカラーリングの車に向いたコーディングとも言えるでしょう。
普段の手入れも楽になります。例えば、雨が降っても親水コーティングで汚れが一緒に流れ落ちやすくなるため、普段あまり洗車しない方にも向いているコーディングとも言えます。

名古屋でカーコーティングを頼むなら両方可能なところを選ぼう

撥水コーティングと親水コーティングには、メリットだけでなくデメリットもあります。例えば、撥水コーティングは弾けて水玉となり汚れ対策は期待できますが、イオンデポジットやウォータースポットの発生リスクがあるのです。青空駐車や濃いカラーリングの車だと発生リスクは高まります。
一方の親水コーティングは、撥水コーティングとは違い水が弾けるようなわかりやすさや目立つ感じがないため、人によっては物足りなさを感じるかもしれません。洗車しても水滴がなじむ分、水の拭き取りにくさを感じる方もいるようです。
撥水性、親水性、どちらのコーティングもメリットがあります。迷ったなら、名古屋で両方のコーティングに対応できるショップに相談したほうが良いでしょう。両方の知識を持っているため、ニーズに合わせた的確なアドバイスをしてくれるはずです。

今回のまとめ

撥水性は水が弾けて水玉となり、見た目の派手さや汚れを巻き込んでいくメリットがあります。親水性は水が塗装面になじみ、イオンデポジットやウォータースポット対策が期待できるでしょう。どちらのコーティングもメリット、デメリットもあるため、両方理解した上でニーズに合わせた選定をおすすめします。

次回は6月20日公開予定です。　お楽しみに。